ヘリコバクター・ピロリ菌ってなに?🦠

こんにちは、しばじクリニック看護師の木村です🌸


今日は「ピロリ菌」についてわかりやすくお話します✨


ピロリ菌ってどんな菌?🤔

「ヘリコバクター・ピロリ」という名前は、こんな意味があります👇

  • ヘリコ → 「らせん」「回転」という意味(くるくる回って移動する)
  • バクター → 細菌
  • ピロリ → 胃の出口「幽門(ピロルス)」から発見された

つまり… 「胃の出口あたりに住みつく、らせん状の細菌」 なんです👀

本来、胃の中は強い酸性で菌は生きられません。
でもピロリ菌は特別な酵素を出して胃酸を中和し、胃の粘膜に住みつきます。
その結果、胃潰瘍や胃がんの原因になることがあるやっかいな菌なんです💦


ピロリ菌の感染経路🧃🍴

感染の多くは 乳幼児のころに経口より感染するそうです。
胃酸がまだ強くなく、免疫力が弱いために感染しやすいとされています。

  • ピロリ菌に感染した大人から子どもへの「口移し」
  • 井戸水や食べ物を通じて摂取

などが原因と言われています。

👉 ちなみに、大人になってから新しく感染することは、ほとんどありません。

同じ家族でも「ピロリ菌がいる人・いない人」がいるのはそのためです😯


予防のポイント

  • 乳幼児への 口移しを控える
  • 井戸水や食事の 衛生環境に気をつける

完全に防ぐのは難しいですが、ちょっと意識するだけでも違います👍


当院でできるピロリ菌検査🧪

  • ピロリPCR検査(内視鏡で胃液をとる→約1時間で結果)
  • 尿素呼気試験(薬を飲んで呼気をチェック→約5日で結果)
  • 便検査(便を提出→約5日で結果)
  • 血液検査(抗体)(採血→約3日で結果)

治療の流れ💊

1️⃣ 一次除菌
 胃酸を抑える薬+抗生物質2種類を1日2回×1週間

2️⃣ 約2〜3ヶ月後に判定検査
 → 成功なら終了🙆
 → 失敗なら薬を変えて「二次除菌」へ

3️⃣ 二次除菌後も2ヶ月後に判定

成功率は…

  • 一次除菌:約90%
  • 二次除菌まで行うと:約98% が成功✨

除菌後も油断は禁物⚠️

「除菌したからもう安心!」…ではありません🙅

  • 除菌後も 胃がんリスクはゼロではない
  • ピロリ菌がいなくても、胃がんになる確率は 1〜2%

👉 だからこそ、定期的な内視鏡検査がとても大切です✨


最後に🌿

私たちは「この地域で胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにしたい」と思っています。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね😊💬