大腸カメラと大腸CTってどう違うんですか?

健康な腸のキャラクター | かわいいフリー素材集 いらすとや

こんにちは~しばじクリニックのスタッフです。

朝晩とかなり寒くなってきましたが、いかがお過ごしですか。

なかなかコロナの収束も見えず、もやもやした毎日が続きますね~

私たちが日々患者さんとお会いする中で大腸カメラと大腸CTの違いを質問いただくことがあります。

その中でも多かったご質問について、今回お伝えできたらと思います。

大腸CT担当の診療放射線技師さんにも聞いてまとめてみました。

Q 具体的な検査の仕方は?

A:大腸カメラはベットに横になった状態で、おしりに直径10mmちょっとのカメラを挿入し大腸(直腸~盲腸まで)を直接観察します。

検査の中でポリープがあった場合、必要に応じてポリープ切除や生検(細胞の検査)を行います。

しばじクリニックでは鎮静剤による静脈麻酔を行い、眠っている間に検査することができます(^-^)

A:大腸CTは肩に腸の動きを抑える薬を注射した後、おしりに約5mm程度のやわらかいチューブを5cmほど挿入し、大腸を炭酸ガスで膨らませた状態で仰向けとうつ伏せの状態でCT撮影を行います。

Q検査時間は?

A:大腸カメラは通常約15分程度ですが、ポリープがあり同時に処置した場合はもう少し時間がかかります。

大腸CTは、約10分です。

Q下剤の量は?

A:大腸カメラの場合は1L~2Lです。

大腸CTは約350mlです。

Q検査費用は?

A:保険適応で3割負担の場合ですと・・

大腸カメラは6,500円程度、ポリープを切除した場合は20,000~30,000円程度ですが、内容によって変わることがあります。

大腸CTは6,000円程度です。大腸CTは便潜血検査などの検査結果が陽性で精密検査が必要な場合に限って保険適応になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: CTCC-1.png

その他に・・・

大腸CTは、長所として腸の癒着などでカメラの挿入が困難な場合も検査が行えます。おなかの張りは認めますが、痛みはそれほど感じずに検査をすることができます。以前の大腸カメラがトラウマになるほどツラかった人は是非ご考慮ください。(当院は大腸カメラも寝ながら受けていただけるのでカメラもそれほど辛くないと思いますが・・)

また、副次的に大腸周囲の臓器の情報もわかり、被ばく線量は以前に比べるとかなり少ない量で撮影ができます。

短所としては、5mm以下のポリープや平らな病変を見つける能力は大腸カメラと比べると劣っています。また生検やポリープの切除などの治療はできないため、治療が必要と診断された場合は後日大腸カメラを受けていただく必要があります。 

検査を受けることに抵抗を感じる方もおられるかと思います。

代表的なご質問のみ取り上げましたが、大腸カメラと大腸CTの違いについて少しイメージしていただけたでしょうか。

しばじクリニックでは感染対策を行いつつ、できるだけ苦痛を最小限にした検査を行っていますので是非検討してみて下さい。

ご不明な点などありましたら、まずは診察で相談していただけたらと思います。

ご覧いただきありがとうございました。 大腸カメラ・大腸CTそれぞれの検査の詳しい内容は、HP大腸カメラ│内視鏡を使用しない大腸の精密検査法| 京都市西大路・東寺の胃腸内科 しばじクリニック (shibaji-clinic.com)をご覧くださいね。