肺がんにも気を付けましょう

皆さん、こんにちは

しばじクリニックで診療放射線技師(レントゲンやCT撮影など)をさせて頂いてます。杉井と申しまして御年57となります。

早いもので入職して約3年半となります。私自身も大腸癌をやっております。

幸い早期癌で大腸カメラで全部摘出できて、次の日からは普通に働いてます。

早期発見・早期治療すれば癌は怖くない病気です。

胃・大腸に関しては、このホームページに色々と載せてあるので参照して頂くにして、私は長年技師をやっていますが、肺癌の患者さんのCTを撮影したときに「どうして、もっと早くCTを撮らなかったんだろう」と痛切に感じます。

ほとんどの患者さんは「毎年健診でレントゲン撮影しているから肺癌は心配ない」と勘違いされていると感じます。一説には1cmの肺癌をレントゲン撮影で見落とす確率は30%と言われています。1cmと言えば「小さい」と思われるかもしれませんが技師の私にはかなり大きく感じます。

人間ドックで来られた方の胸部レントゲンです。
胸部レントゲンと胸部CTを施行していました。
胸部CTでは右肺下葉に1.5cm大の腫瘤を認めます。
胸部レントゲンでは腫瘤は確認できませんでした。
胸部レントゲンを某AI読影システムで読影して頂きましたが、みつけることはできませんでした。
このように(小さな癌は)レントゲンだけではみつけることが難しいことがあります。

2019年の統計ですが部位別癌死亡率は男性で1位肺がん・2位大腸癌 女性は1位大腸癌・2位肺癌です。毎年の胸部レントゲンだけでは不十分です。

是非、胸部のCTも撮影してください。予約もいりません。検査時間はⅠ~2分で済みますので、お気軽にお問い合わせください。